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松浦
おくんち情報

 

2017年 松浦市内のおくんち(宮日)情報

■市内のおくんち日程

10月13日  飛島 若宮神社宮日

10月15日  今福 今福神社宮日

 

無病息災と地域の発展・繁栄を願う神事の後、地区の住民約200人が、ご神体の「お旅所」までの約2キロを笛や太鼓を鳴らしてゆっくりと練り歩きます。
今福港近くの広場では、平戸神楽や獅子舞などが披露され、地域の若者たちでつくる「今福常若隊(とこわかたい)」による飾りみこしの演舞では、担ぎ手が「和一処(わーいっしょ)」の掛け声で飾りみこしを空に向かって放り投ます。

 

 

今福神社まで 今福駅から徒歩約5分

今福港まで 鷹島口駅から徒歩約2分

 

 

10月17日  御厨 御厨宮日(蛇踊り)

御厨くんちの蛇踊り姫神社のお下りの際、奉納されるもので、大蛇(1匹)、小蛇(2匹)の踊りは、勇壮でダイナミックです。

御厨蛇踊り保存会の活動は、御厨宮日の奉納をはじめ、松浦水軍まつりで演舞するなど、いまや郷土芸能として、御厨町だけでなく松浦市の顔として市内外で活躍しています。

<これまでの経過>

昭和25年ごろ、御厨ではお盆になると佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社がご神体のお披露目に出向く「出開帳」が行われていました。 この出開帳は3年ほどで途絶えましたが、その後も御厨では、出開帳という盆祭りが行われていました。

しかし祭りの主役であったご神体の出開帳がなくなったことで、祭りは年々寂しくなっていき、この盆祭りも昭和33年で終わることになります。

そこで御厨に活気を取り戻そうと御厨駅前地区の若者が集まりました。そこで決まったのが「龍踊り」。

しかし祐徳稲荷神社が出開帳をしていた御厨なので長崎の「龍踊り」とは区別したいとの思いから、「龍」を「蛇」にし、蛇の大きさも長崎より大きく作りました。(昭和38年8月)

御厨蛇踊りは当時、駅前地区だけで活動をしていましたが、1地区だけでは人員確保が困難となり、御厨小学校区の人を会員とした御厨蛇踊り保存会を発足し、御厨町の蛇踊りとして継承することになりました。(松浦市HPより)

御厨駅から車で約5分。

 

10月20日  調川 調川宮日

天満神社の例大祭で、お上り、お下りが行われ、子ども御輿が奉納されます。

調川駅から徒歩約5分。

 

10月22日  御厨 小船、田代、西木場、木場各地区宮日

 

10月25日~26日  志佐 志佐宮日(流鏑馬)

流鏑馬約1千年前、阿部宗任が御厨郡司として当地に来た頃から始められたとされています。また、秀吉公が朝鮮出兵の折、必勝を祈念して行われたとも言われ、以来現在まで続けられています。流鏑馬は、淀姫神社に奉納されるもので、古式豊かに烏帽子、直乗姿で馬を走らせ、矢が多く当たれば豊作、馬が巻き起こす風に当たると無病息災、外れた矢を拾うと良縁に恵まれると言われています。流鏑馬神事は26日午後3時半から淀姫神社前で行われます。

松浦駅から徒歩5分

 

 

 

 

 

10月27日  上志佐 上志佐宮日 (笛吹神社)

        福島  今山くんち (今山神社)

         10時から奉納相撲お下りは12時から里神社まで         

 

10月28日  青島 青島宮日 (七郎神社)

11月5日   星鹿 星鹿宮日(漁船パレード)星鹿漁港

漁船パレード

 

星鹿町の羽黒神社の例大祭。無病息災と豊作、豊漁を願う伝統行事で、太鼓や笛の音に合わせ、みこしを担いだ大人や剣道着姿の子どもたちが、隊列をつくって町中を練り歩きます。
みこしは星鹿港から漁船に積み込まれ、大漁旗で飾り立てられた小型まき網漁船約50隻が隊列を組み、海上安全と大漁を願って星鹿港内を三周する勇壮な漁船パレードが行われます。

 

 

 

おくんちとは?

今福神社の早田禰宜よりおくんちについて教えていただきましたので、抜粋してご紹介します。

【おくんち】とは何ですか?

 ⇒神社では、1年を通して様々なお祭りを行っていますが、その中でも最大で重要なお祭りを「例大祭」と言い、それをこの地方では『おくんち』と呼びます。そしてこの例大祭は、一般的に宵祭り【よいさい/よいのまつり】、大祭式【たいさいしき】、御神幸式【ごしんこうしき/おみゆき】の3つの祭典で構成されています。

「おくんちが近づくと、町中に神のついた縄が張り巡らされますが、あれにはどんな意味があるのでしょうか?」

 ⇒あの縄は、正式には「注連縄【しめなわ】」と言い、清浄なところ、あるいは聖域を表す意味で張ります。

 町中に張ってあるのは、「そこをお神輿【みこし】に載ったお神様が通りますよ!」という印で、要するにお神様に不浄なもの(よくないもの)が近づかないようにするため神輿行列のコースに張られている(ただたんに祭りのお祝いのために張っているわけではありません)のです。

 おくんち時は、地区の皆さん総出で注連縄を作って張りますが、これは「ウチの地区はみんな元気で仲良く生活していますよ!」というお神様への報告にもなります。

「なぜ、【おくんち】というのでしょうか?」

 ⇒例大祭を「おくんち」と呼ぶところは、九州北域(長崎・佐賀およびその周辺)の一部だけで、全国的に使われている言葉ではありません。「おくんち」はこのあたりの方言です。

 私たちが住むこの地方は、昔から旧暦の重陽(ちょうよう)の節句である9月9日あたり(現在の10月中旬)に例大祭を行っているところが多いようです。たぶん、この時期が1年中で一番気候がよく、お供え物にも事欠かない季節だったからではないでしょうか?この9日が「お九日」になって「おくんち」になったと一般的に言われていますが、正確なところはわかりません。

「【おくんち】はその神社の秋祭りのことですか?」

 ⇒おくんちは、その神社に縁のある日を選んでありますので、必ず秋に行うとは限りません。神社によっては、春や夏、あるいは冬におくんちを執り行っているところがあります。

 それぞれの神社には、「新嘗祭【しんじょうさい/にいなめさい】と正式に呼ぶ収穫感謝の秋祭りが別に存在し、11月下旬(今福神社は毎年11月28日)に行われています。(同時に行うところもあります)