松浦市のおくんち、日程や特色をご紹介。
(更新日:2019年10月16日)
神社では1年を通して様々なお祭りを行っていますが、その中でも最大で重要なお祭りを「例大祭」と言い、
九州北域(長崎・佐賀およびその周辺)の一部では、それを『おくんち』と呼びます。
昔からこの辺りは旧暦の9月9日前後に例大祭を行なっていました。その9日(くにち)が「くんち」に変化したのでは、と考えられています。
松浦市のおくんちでは、多彩な催しが見られますのでぜひご観覧ください。
10月15日 今福くんち 無事終了しました!
今福神社の例大祭が10月15日に行われました。
無病息災と地域の発展・繁栄を願う神事の後、地区の住民が、ご神体の「お旅所」までの約2キロを笛や太鼓を鳴らしてゆっくりと練り歩きます。
写真は、14時半頃から今福港付近の広場で行われた御旅所祭の後の、奉納行事で恒例の「和一処」です。
地域の若者たちでつくる「今福常若隊(とこわかたい)」による飾りみこしの演舞では、担ぎ手が「和一処(わーいっしょ)」の掛け声で飾りみこしを空に向かって放り投げます。
地域の一体感が伝わる力強い演舞でした!
今福神社:長崎県松浦市今福町東免68(今福駅から徒歩約5分)
↓↓↓ 今後も各地域でおくんちが行われます。 ↓↓↓
10月17日 御厨くんち
姫神社の例大祭。
蛇踊りは、姫神社のお下りの際奉納されるもので、大蛇(1匹)、小蛇(2匹)の踊りは、勇壮でダイナミックです。
御厨蛇踊り保存会の活動は、御厨宮日の奉納をはじめ、松浦水軍まつりで演舞するなど、いまや郷土芸能として、御厨町だけでなく松浦市の顔として市内外で活躍しています。
姫神社:長崎県松浦市星鹿町北久保免541(御厨駅から車で約5分)
10月26日 志佐くんち
淀姫神社の例大祭。
流鏑馬神事は26日15時半から淀姫神社前で行われます。
流鏑馬は現在長崎県では2社しか奉納されていないそうです。
約1千年前、阿部宗任が御厨郡司として当地に来た頃から始められたとされています。
また、秀吉公が朝鮮出兵の折、必勝を祈念して行われたとも言われ、以来現在まで続けられています。
流鏑馬は、古式豊かに烏帽子、直乗姿で馬を走らせ、矢が多く当たれば豊作、馬が巻き起こす風に当たると無病息災、外れた矢を拾うと良縁に恵まれると言われています。
概要:10月25日 宵祭り 19時
10月26日 例大祭 10時30分、 御神幸式 13時~、流鏑馬神事 15時半~
淀姫神社:長崎県松浦市志佐町浦免632(松浦駅から徒歩5分)
11月5日 星鹿くんち
羽黒神社の例大祭。
無病息災と豊作、豊漁を願う伝統行事で、太鼓や笛の音に合わせ、みこしを担いだ大人や剣道着姿の子どもたちが、隊列をつくって町中を練り歩きます。
みこしは星鹿港から漁船に積み込まれ、大漁旗で飾り立てられた小型まき網漁船約50隻が隊列を組み、海上安全と大漁を願って星鹿港内を三周する勇壮な漁船パレードが行われます。
概要:神事 9時~、お下り 12時半~、漁船パレード 13時半~
羽黒神社:長崎県松浦市星鹿町岳崎免29