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松浦
国内初再び

ここ2、3日テレビや新聞を賑わしている「国内初の発見」ニュース、 皆さまご覧になりましたでしょうか。

またも国内初の歴史的発見、場所は鷹島です。

10月に「元冦船の船体がほぼ原形をとどめて見つかったー!」 でおなじみの鷹島。

今回確認されたのは、3年前から発掘調査が進められていた謎の“大型哺乳類”の化石です。

大型哺乳類ではあるものの、一体どんな生物でいつ頃のものなのか?というところは、岩石除去クリーニング後の調査結果を待つことになっており・・・ いよいよ大型哺乳類が何者なのかを特定。1月13日(金)に詳細が発表されました。

化石の正体はなんと「サイ」です。

化石が発見された地層が約1800万年前のもの。この年代のサイの化石がほぼ一体分見つかるのは日本で初めてだそうです。

この化石が発見されたのは、鷹島南岸、船唐津港近くの海岸線です。干潮の際、岩場に化石が露出しているのが見つかり、周辺の発掘調査を行ったところ約100点もの化石が発掘されました。このサイは、すでに絶滅したサイの祖先であると考えられ、1800万年前のサイの化石発見例は国内でも数例、約100点もまとまって見つかるのはこれが初、また東アジアでもほとんど例がなく、大変貴重な資料となりそうです。1月15日(日)には、今回の調査に携わった福井県立恐竜博物館主任研究員の宮田和周さんが「松浦の哺乳類と福井の恐竜」と題した講演を行いました。市民、地元の小学生もたくさん来場し、熱心に講演を聞いていました。講演もたいへんわかりやすく大人も子どもも「おもしろかった!よかった!」と大好評。

「長崎は化石が出ることで有名。松浦はとくにまだまだ発見されていない貴重な化石が眠っている場所です。国内ではまだ見つかっていないビーバーの化石も松浦で出るのではないでしょうか。」という話にさっそく「掘ってみる」とつるはし担いで走りださんばかりに興奮するお子さんも。。。 まだ大陸とつながっていた時代の日本に渡ってきた陸上動物の化石がこの近辺で見つかる可能性が高いそうです。子どものころ、化石さがしを一度はやったことがありませんか?齢をとるとともに埋もれていっていた好奇心に火が付きそうな大発見です。 サイの化石公開中  松浦市役所1階ロビーで化石を公開展示しています。

化石展示

期間: 平成24年1月14日~1月26日