(更新日:2011年7月7日)
梅雨あけ間近、雷鳴とともにバケツをひっくり返したような豪雨が何日かおきに降っています。
もう少しで本格的な夏がやってきますね。
今年は節電元年とも申しましょうか、酷暑が予想されるなか、日本人の知恵や工夫が試される夏になりそうです。
夏といえば行水の松之介、おすすめの避暑スポットは「柚木川内キャンプ場」です。
松浦市の奥座敷・上志佐地区からさらに奥へと進みますと、「まつうら市民休養地」へと行き当たります。
志佐川の支流が敷地内に流れ、その先には「龍王の滝」が。
滝は、八大龍王神を祀る碑と鳥居をくぐった先にあり、まさに神域といった感じの厳かな空気をまとっています。
ごうごうと響く滝音と周囲に立ち込める水しぶきと霧。
つーんと冷たく澄んだ空気に身も心も洗われるよう。水の音だけに包まれ、下界のことなど忘れてゆったりとした時間に身をおくことができます。
龍王の滝は昔、雨乞いの地でもあったそうで、「雨乞いをしていると滝つぼから龍が現れた」という伝承があります。
川沿いには8棟のバンガローが立ち並んでいます。
1、2棟が比較的広め、また新しめな建物です。
板間の小屋で気の利いた備品のひとつもないそっけなさがよいです。
かく言う拙者も昨夏、あまりの暑さから涼を求めて柚木川内にキャンプ・イン!しました。
川の音が響き、昼の熱気がこもった室内。場所柄、虫類も多いだろうと腹をくくっていたものの、 いやはや、川からの冷気が想像以上で、夜半には窓を閉め寝袋をかぶって寝ていたほどの涼しさ。
川の水音もうるさいかと思いきやほとんど気にならず、虫も(いてたのかもしれませんが予想以上に少なかった・・・・ということで朝まで快眠!できました。
家で寝てたら暑さで寝苦しくて何回も目が覚めるとこですが。まこと、松浦の別天地です。夜の星空のきれいなこと。
柚木川内キャンプ場は、最低限の設備しかない「素のままの」野営場です。
トイレと炊飯場があるだけ、最近のオートキャンプ場のような便利さからはほど遠いほどですが、 清流での水遊び、川で冷やしたスイカ、蝉しぐれ、くゆる蚊取線香・・・ テレビも電気もない、なつかしい夏の風情を楽しんでみてはいかがでしょうか。
キャンプ場は7/1~10/15の期間中利用できます。
バンガローは、休憩1棟1,000円、宿泊1棟2,000円です。 花火はできません。