モンゴル村から生放送
(更新日:2012年1月31日)
今日のお昼のNHK第1ラジオ「ここはふるさと旅するラジオ」は鷹島モンゴル村からの生放送でした。
武藤友樹アナと八田知大アナの進行で鷹島の話題を全国へ発信。
今、最もホットな鷹島ネタといえばあれ、「元冦船発見ニュース」ですね。
鷹島歴史民俗資料館の山下学芸員が鷹島に残る元寇遺跡や元寇の歴史背景などをたっぷりと解説。 ほかに、モンゴル村、地元漁師が昔から食べていた伝統食をアレンジした魚島来めし、島特産の阿翁石を使った島灯りなどが紹介されました。
今日の鷹島は、風もなく大快晴。
冬の澄んだ青空と青い海にはさまれ、天空に浮かぶ草原にいるかのような清々しい光景に目も心も洗われるようでした。
山下学芸員の話にあった開田の七人塚。
上陸した元軍から隠れていた8人家族。鶏が鳴いたため見つかり、一家皆殺しになった。が、ひとり灰だめに隠れていたおばあさんだけが助かった・・・・といういわれがあります。
今は石碑があるのみですが、数十年前までその家があった、という情報を耳にし現場へ向かいました。
碑と道路をはさんだ対面にわずかな駐車スペースがあります。ここから一段下がった空き地がその家の跡だったとか。
家屋の跡はもうありませんが、2本の大きな梅の木がありちらちらと紅いつぼみをつけていました。
750年の時がたち、鷹島には血なまぐさい激戦の痕跡はもう残されていません。が、長い間、島の人々は歴史的な戦いのことを子へ孫へと言い伝えてきました。 そうした戦いの凄まじさを伝える塚、地名、碑が島内いたるところにあります。
今回の船体の発見により、元冦の史実に秘められた謎がまたいっそう明らかになるでしょう。
じいちゃんから聞いた話は本当だったんだ、ということもまだまだいっぱいあるのかもしれませんね。