松浦市の数多くの特産品の中で、消費者や流通関係者から評価されている産品12品。
「松浦の極み」と名付けられた松浦の宝を一つずつ紹介していきます。
松浦キンショーメロン
松浦市の土壌の多くは、「赤土」と呼ばれる玄武岩を母岩とした土壌です。
赤土の土壌は、重粘土の土質で、雨が降れば土に水を含み、晴れあがれば土が乾燥するなど、作物が作りにくいという環境の土地です。
その一方で、その土地で実った作物は日持ちがして野菜や果物は甘みが増し、花は発色が良くなるという利点があります。
その中でも松浦市の星鹿町では、温暖な気候と「赤土」の特長を生かして、美味しいキンショーメロンを栽培しています。
キンショーメロンは、日本で古くから親しまれているマクワウリ(縄文時代の遺跡にマクワウリの種が発見されています。)と
スペイン原産種のメロンの交配によって誕生した品種です。
形は縦長の楕円形で、果皮は黄色で網目が無く、表面がなめらかなノーネットメロンです。
キンショーは「金鐘」と書き、奈良県の古寺の釣鐘が名前の由来だそうです。
5~6月上旬が最も美味しい旬の時期、真っ白な果肉をしていて、食べきりサイズです。
果肉は程よい甘味で歯触りの良いサクッとした食感があり、みずみずしく後味さっぱりです。
「松浦キンショーメロン」お問合せ先は👇
メロンを食べたら口の中がイガイガしたことはありませんか?
この口の中がイガイガする原因は、「ククミシン様プロテーゼ」というたんぱく質分解酵素によるものです。
ククミシンによって、口の粘膜のたんぱく質が刺激されることで、このような反応が起こります。
基本的にネット系メロン(アールスメロンなどのマスクメロン系)はこの酵素を持っているとされています。
反対にキンショーメロンのようなノーネットメロンは、ククミシンの含有が少ないと言われています。
のどを刺すような甘いマスクメロンが苦手な方は、キンショーメロンが合うかもしれません。
農家さんは完熟を待って収穫します。表面に輪状のヒビが入ると完熟の印です。
メロンは暖かい気候で育つので、冷蔵庫内の低温下では追熟が進まず美味しくなりません。
常温で保存しましょう。ほんのり甘い香りがしてきたら食べごろです。
お尻の部分を押してみて、柔らかくなっていたら、冷蔵庫で冷やしていただきましょう。
毎年5月初旬になると、道の駅松浦海のふるさと館でキンショーメロンの直売会「松浦キンショーメロン祭り」が開催されています。
お問合せ先は👇
ながさき西海農業協同組合 松浦営農経済センターまで(TEL:0956-72-1144)
松浦の極み
松浦市の数多くの特産品の中でも、これぞという逸品を取り揃えたものです。
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(投稿日:2022/4/26)